「フルビット」・・・運転免許証において取得可能な免許をすべて取得する行為。運転免許証番号の下欄の四角内をすべて埋めること。
一見して、そんなことして何になるというわけですが趣味みたいなものです。したがって、興味のない方はつまらない「自己満足」の世界です。
さて、本年最後は誰からも期待されていない「二輪フルビット計画」で締めくくりたいと思います。
発端は、友人が突然二輪免許を取得してきたことから始まります。
なんというか、悔しさ半分、自分自身の欲望半分で教習所の申込をしてきたわけですが、
普通自動二輪小型限定免許(その2・その3・その4参照)の取得から、今回の限定解除までを
ここ4ヶ月で駆け抜けてきました。
それでは、普通自動二輪免許(限定解除篇・400CCまで乗れるよ免許取得)の模様をお伝えします。
(長文覚悟です。)
1時間目、引き起こし。外周、坂道発進、S字、一本橋、スラローム。
教官、小型と同じロバート秋山似。(相当似てる)
教習車CB400SFK。前回より1ヶ月と少し。
一本橋、S字、坂道発進ともに感覚は覚えていて大丈夫。
一本橋は一回落ちた。
小型にはないスラローム練習。
意外に行けた。
小型より運転しやすい。
発進、半クラが格段にやりやすい。
気が早いようですが、卒検の話。
次回までにコース覚え。
1日目終了。
申込から1ヶ月と少し。12月5日から限定解除教習に突入しました。
限定解除とは、免許に付された条件を解除することで、今回の場合は教習を受け、
卒業検定(技能検定)に合格し、普通二輪免許に付された限定
(普通二輪は小型二輪に限る)を解除し、晴れて400CCの普通自動二輪まで乗れる
免許(本来の普通自動二輪免許)にするものです。
フルビット計画の第2段階突入というわけです。
小型二輪と比べて、中型(400CC)のバイクは車体は大きく重いものの、
クラッチ操作や加速は小型の比にならないほどの操作のし易さで、雲泥の差です。
また、小型二輪取得から1ヶ月という短期間で教習を受けているためか、
小型二輪の教習開始に比べ順応が早く、すんなり乗れました。
教習時限数も、小型限定免許を取得していたことからストレートで5時間で
技能検定を受けられるので、年内の普通自動二輪免許取得も視野に入りました。
また、教習車であるCB400SFKは乗っていてとても楽しいバイクです。
教習車であるが故、VTEC(加速がとても早くなる機構)は外されているもの
4気筒の加速フィーリングがとても心地よいものです。
小型二輪からの変更点は、試験課題にスラローム(進路転換コース)がプラスされています。
スラロームとは、規定のコースに障害物を置き、その障害物に当たったり転倒されることなく
躱していく試験課題です。
初めてスラロームコースを体験しましたが、意外にうまくいきました。
という、勘違いをしていました。
2時間目
教習車CB400SFK。コース周回。
教官のあとについた後、コース練習。
一本橋は一回落ちた。
スラロームで速度出過ぎて、転倒。
引き起こし。中型は小型と違って重たい。ブレーキレバーを曲げた。
アクセルワークではなく、クラッチワークで通過する。
小型の癖か、アクセル入れたがる。
絶対やっちゃだめ。
停止時に1速に入っていないことがあるから、停止の時確認して1速に入れる。
次回までに2コース覚え。
次は土曜日。ATと混合教習。
2日目終了。
はい、前回が調子よくて調子乗ってやらかすパターンです。
スラロームコースで、進入が早く出口に向かって徐々にスピードと身体の動きが
合わなくなり、出口手前で転倒。
怖かった。引き起こしは重かった。
教習所のバイクは金属製のエンジンバンパーがついているため
バイクの下敷きになることはありませんが、その分出っ張っている
ブレーキレバーを思いっきり曲げてしまいました。
転けるのはイヤですが、経験出来て良かったです。
自分がバイクを購入したら大事に転かさず乗ろうと誓った出来事でした。
肘を軽く擦りむきましたが、大事には至りませんでした。
プロテクターとヘルメットとライディングローブとブーツのおかげですね。
1速に戻さない癖は、小型のとき、いや、自動車免許教習のときからの癖です。
これはいけません。
3時間目
教習車AT車シルバーウイングCB400SFK。コース周回。
教官のあとについた後、コース練習。
ATは難しい。アクセルとブレーキで
調整と車体が大きいので。
コース周回ののちMT乗り換え。
コース練習。
卒検は来週土曜日。
もう一時間乗りました。
4時間目
教習車CB400SFK。混合教習、2コース周回。
教官のあとについた後、四輪コースで練習。
二輪コースに戻って、2コース周回ののちコース練習。
来週木曜日が、みきわめ。
あっという間の感じ。
1速に戻すクセをつけることと、
ウインカーの取り忘れなどを注意。
3日目終了。
この日は、連続教習です。
AT車(ビクスク)の教習でしたが、操作が難しいです。
原付の感覚では絶対に操作出来ません。
AT車は乗らないと思います。
混合教習は、二輪のコースでは体験出来ない、実際の道路に近い
四輪コースで、四輪が走行している中で走行する教習です。
二輪は、仮免許がなく路上(公道)教習がありませんので、
体験しておく必要がある教習です。
卒検(技能検定)に向けて、試験コースを覚えるために走行します。
卒検(技能検定)まもなくです。
5時間目
教習車CB400SFK。みきわめ。
初めての雨教習。よりによって最後の
教習とはなかなかの試練?
コースの復習と雨の急制動。
土曜日の卒業検定確定。
今日の段階で20人ぐらいいるらしい。
1速に戻すクセをつけることと、
ウインカーの取り忘れなどを注意。
最後まで気を抜かずに。
4日目終了。
教習は順調に進み、みきわめ(卒検を受検出来るかどうかの判定)になりました。
この日は、小型二輪・限定解除教習通じての唯一の雨教習。
今まで、晴れや曇りばかりでしたので最後の最後で雨でした。
でも、体験しておかないとね。
ツーリング行ったら突然の雨とか急激な気候の変化はあるわけですから。
急制動は、一番遠い14メートル。(通常、11メートル)
時速40キロまで加速し、ブレーキをかけ始める地点から11メートルで
停止出来るかを観る課題。
転けなくて良かったです。
教官からは、みきわめの判定をもらい技能検定に進むことになりました。
12月15日のことです。
もっと、スーフォア(教習車)に乗っていたかったのですが、
あっという間でした。
技能検定当日を迎えました。12月18日のことです。
小型二輪の勢いで、ここまで来ました。
小型二輪の一本橋で苦しんで苦しみ抜いた日々、S字で転けた日々、
限定解除教習でも、スラロームで転けました。一本橋も落ちてしまったことも
ありました。
でも、その日々も終わりに近づいています。
寝られませんでした。5時間しか。
早起きし、朝風呂に入り身体をほぐし、朝食を摂り、
教習所に向かいました。
おさらいも完璧。でも、何か胸騒ぎがします。
緊張しているのかな。
検定受検も19人と多く、教習生もいることからギャラリーも多い。
そんなこともありながら、コースへ向かいます。
試験官から、スタートに向かうよう促され、
スタンドを払い、バイクに乗り込み、ミラーを調整し、
エンジンをかけ、右ウインカーを出し、左右を確認し、
発進。
好物の1コース。外周から坂道発進(おっとエンスト)、S字から外周、障害物回避、クランク、
順調だ。外周、踏切、交差点から右折し、スラロームコース。外周から一本橋コース。
この橋を渡るのも今日で最後か。有り難う。
一本橋にのり、あの日々なんか思い出す余裕もなく渡り終える手前。
脱輪しました。検定中止。
やってもーたー!まじかー!
試験には魔物が棲んでいるといいます。最後で一本橋に呑まれました。
まさにラスボス。フラッとした瞬間に落下。
完全に舞い上がりました。
試験官から検定中止の言い渡し。
スゴスゴと退散。
あー!!!
このときの心境を以下のようにしたためています。(大袈裟)
あの。すみません。
一本橋落としました。
水曜日補講です。卒検木曜日です。
事実として、一本橋の最後で脱輪しました。目線が近くバランスを崩しました。
補講で、いやというほど一本橋を
渡ってきます。
友達には軽く慰められましたが、悔しいのでやけ食いしましたとも。
その日一日は荒れました。(心の中で)
その日からというもの、YouTube様にお世話になりました。
落ちた一本橋の復習動画をたくさん見ました。
不合格から4日後。
補講
教習車CB400SFK。
4日ぶりのコース。
とにかくおさらい。
コース一通りと一本橋・スラローム
クランクをしっかりおさらい。
明日の卒検7人らしい。
1速に戻すクセをつけることと、
ウインカーの取り忘れなどは最後まで
覚えておく。
ミラー・合図・目視・車線変更も
最後まで気を抜かずに。
5日目終了。
明日卒業検定です。
検定に不合格になりますと、必ず1時間補講を受けなければなりません。
コース周回はもちろんのこと、やったのは一本橋・スラローム・クランク。
クランクは自信があったものの時折、足をつくことがあったりフラついたり
したので復習しました。
検定再受検日を補講日の翌日に持って行ったので、
受験者も一気に減り7人。
絶対決めてやるぜ。
再受検日は一度不合格になったことから緊張もしましたが、
土曜日のような変な舞い上がりもなく。
午前9時30分コース発表。
今回も大好物1コース。
午前10時10分から検定の説明。
その後、コース移動。
試験順番はトップバッターで、着くや否やすぐ用意し検定開始。
外周から坂道発進、S字から外周、障害物回避、クランク、
順調だ。外周、踏切、交差点から右折し、スラロームコース。
順調順調。そして、一本橋。
もう落ちたくない。
一本橋は、初速が勝負。
順調に橋に乗って、とにかく前を見てスーッと行く。
小型二輪教習で身につけた一本橋の通過方法。
もう何秒でもいい。
とにかく脱輪せず渡りきること。
出来た。
その後も、外周指示速度走行、急制動と進み、発着点に戻り、
ニュートラルにいれ、いれ、い、いれ。またかい!
一発で入らないニュートラル。4~5回ごそごそしてニュートラル。
エンジン停止。降車。スタンド立てて。ハンドル左にして。
車体から離れる。
緊張解放の瞬間。
あとは、結果を待つだけ。
1時間以上待ったのち、結果発表。
「全員合格」
上半身に力が入っているというご指導をいただき、
ウインカーの出し方の指摘があったものの合格。
卒業式。(2回目)
そして・・・
こうして、二輪免許フルビット計画第2段階(限定解除篇・400CCまで乗れるよ免許取得)まで
完了することができました。
ここまで拙い文章を読んでくださった皆様、有り難うございました。
さて、まだこの計画は道半ばです。
最終段階は大型自動二輪免許取得です。
フルビット計画最終段階は、春先までお待ちください。
教官、受付の方、友人A、友人B、いろいろなYoutuber。有り難うございます。
(第2部 普通自動二輪免許限定解除篇 完)